ふたたび、灯をともします
荒川の清流と山並みにかこまれた、埼玉県寄居町。かつて宿場として栄えたこのまちは、いまは観光地化されることもなく、夕暮れとともにすっと静かになります。
その商店街の一角、築100年を超える建物に、mujaquiはあります。
けれど、この宿は一度、担い手不足により灯が消えました。
そのままでも、よかったのかもしれません。
けれど、この場所の灯りを再び灯そうとする人たちがいました。
寄居町に暮らす、ママたちです。
まちの中に、集まれる場所があったらいいのに。
子育てのまんなかにいる人にも、暮らしがあり、働き方があり、やってみたいことがある。寄居町にはYORI MaMa(ヨリママ)という取り組みがあり、そこで出会った女性たちが、この宿の運営を引き受けてくれました。
だから、いまのmujaquiを動かしているのは、遠くから来た誰かではありません。このまちで日々を送っている人たちです。おすすめの散歩道も、夕方のやきとり屋も、川がいちばんきれいな時間も、暮らしのなかで知っている人たちが、この宿を整えています。
2026年9月1日。mujaquiは、ふたたび開きます。
